【98-99 NBA】スパーズ初優勝 ダンカン&ロビンソン VSニックス【通算最高勝率チームの原点】

1999年6月25日に行われた 99NBAファイナル スパーズ 対 ニックス第5戦

3勝1敗で王手をかけ、フランチャイズ史上初優勝に一勝に迫ったスパーズ
NBA通算最高勝率を誇る常勝チームの初優勝を決めた試合です

98-99シーズンは特殊で、選手サラリー問題が主な原因として、ロックアウトで32試合削減の短縮シーズンに

スパーズは長年チームの柱として君臨したデビッド・ロビンソンが一歩下がり、ティム・ダンカンが2年目にしてエース、攻守共にツインタワー中心のチーム

【98-99スパーズ】
Off Rtg: 104.0 (11位)
Def Rtg: 95.0 (1位)

リーグ最強の固い守りと、24位のペースでじっくりとハーフコートオフェンスを組み立て、ファイナルシリーズでも100点ゲームにならないシリーズに。

ニックスはレギュラーシーズン8位で滑り込みプレーオフ出場

【98-99ニックス】
Off Rtg: 98.6(26位)
Def Rtg: 97.5(4位)

ただし、レギュラーシーズンの成績が全くあてにならず、長年大黒柱のユーイングが怪我や加齢による衰えから、初めて平均20得点を割り込み、チームの中心が移り替わりつつあり、プレーオフで足首を怪我し離脱。

そこからスプリーウェルとヒューストンがチームの主役になり、プレーオフで大躍進を遂げファイナルに進出。

試合はダンカンとスプリーウェルが支配的な活躍を見せ、現在NBAでは考えられない超ロースコア展開の中、共に30点超えの活躍。

試合途中に主導権争いが大きく動く場面もありながら、ニックスがゲームの多くの時間をリードします(スパーズリードの時間は12分程、ニックスは約30分リード、タイが6分)

最後まで1点を争い、苦しんだ末にスパーズ初優勝を果たし、90年代、00年代、10年代で5度の優勝を果たす常勝軍団の原点です。

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