渡邊選手はこの試合で、ナースHCが試合前に話していた数字の約2倍となる19分52秒プレー。フィールドゴール4本すべて(うち3Pショット1本)を成功させて9得点、2リバウンドを記録し、±も+5で数字としても堅実だったことに加えて、第4Qには相手のポイントガード、ダリウス・ガーランド選手をフェイスガードしてほぼプレーさせなかったディフェンスなど、112-96の勝利に大きく貢献しました。オフェンス面では同じく第4Qに、マラカイ・フリン選手からのアシストを受けた豪快なダンクあり、重要な時間帯に良い流れを維持する上で重要と思われた、技術的にも難しそうなコーナースリーを沈め見どころを作りました。
試合後の会見で、ガーランド選手に対するディフェンスについてどのくらい大きなプレーだったかを聞いたところ、以下のような答えをしてくれました。
「ボックス&ワンにして、ユウタをワンにしようと決めました。彼はコチラが得点した後すぐにガーランドを捕まえて、その後3度のポゼッションではボールに触れさせなかったし、3回連続で止められたんじゃないかと思います(実際には1度ガーランド選手がボール運びをするシーンがあり、一度ジャレット・アレン選手が3Pプレーを成功させていました)。大きかったですね。ワンを務めるプレーヤーが、相手にボールを持つ機会を与えなかったのですから。そうなると彼らは攻めづらくなります」
ナースHCは渡邊選手のプレー全般についても高評価をしていました。
「ユウタは良い出来でしたね。頑張っていたし動きが良かったです。2本リバウンドがありましたが、彼の手に触れて他のプレーヤーに渡って保持できたようなケースは5本はあったと思います。ショットもしっかり決めていました。彼が決めた3Pショットはいったんインサイドに切れてから大急ぎで3Pラインの外に戻って来て体勢を整えて放ったもので、流れを作るスリー(momentum three)でした。もうちょっと出てもらっても良かったかもしれません。ほとんど20分近かったですけど、もうちょっといってもよかったかも…。今夜も良い出来でしたね」
ラプターズはこの試合の翌日もブルックリン・ネッツとの試合が組まれています。ネッツはジェームズ・ハーデン選手ら6人が欠場の見通しですが、前回の対戦で欠場していたケビン・デュラント選手は出場するようです。ディランと選手やカイリー・アービング選手らオールスターと渡邊選手のマッチアップも期待できそうな試合で、楽しみですね!
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