1996年6月12日に行われた ブルズ 対 ソニックス 舞台はファイナル第4戦

95-96シーズンのブルズは72勝10敗、GSWに破られるまで歴代一位のシーズン勝率でした。

ファイナルは3勝0敗とソニックスを追い込み、4戦目はスイープ勝ち確定空気(実際ソニックスは4戦開始前にシャツやチケット価格が暴落し、勝負は決していた空気)

3戦目までは、ペイトンを攻撃に専念させる為(ペイトンはふくらはぎの筋肉の負傷も抱えて)ジョーダンへのマッチアップに集中させない戦略だったソニックス。

追い詰められたソニックスは、ペイトンがジョージカールHCに『MJにマッチアップする』『俺をベンチに下げるな』と、覚悟を決めてMJにマッチアップ。

ファイナル6度全て優勝しているブルズは、ファイナル全35試合戦っており、ソニックスとのGAME4がブルズのファイナルにおける最大得点差で負けた試合になります。

攻防兼備のチーム故に、ファイナルのように集中して挑む試合では負けても大きな差にならず、この試合を除いて最も大差負けでも11点差、20点差以上で負けた唯一のファイナルゲームでした。

そして、ファイナルのジョーダン全35試合中、23点は3番目の得点の低さ、チームへの貢献度を示すBPM(-3.3)は最低値【※ファイナルでマイナスになったのは2回だけ】ペイトン中心のソニックスガード陣のディフェンスに歯車を狂わされました。

ソニックスとのシリーズは、MJにとってファイナルで平均得点が唯一30点を下回り27.3点、ペイトンがマッチアップした4戦目以降に限れば23.7点(FG36.7%)

ある意味でファイナルのMJが大差で負けるという希少な試合であり、例外とも言える試合になります。

【95-96ブルズ】
Off Rtg: 115.2 (1位)
Def Rtg: 101.8 (1位)
※ネットレーティング13.4は歴代一位

【95-96ソニックス】
Off Rtg: 110.3 (8位)
Def Rtg: 102.1(2位)

ベテラン揃いでハーフコートオフェンスが得意なブルズのPACE 91.1(リーグ20位)
若手主体でアップテンポなゲームが得意なソニックスはPACE93.8(リーグ3位)

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