2000年6月16日に行われた レイカーズ 対 ペイサーズ 舞台はファイナル第5戦

【GAME1】 レイカーズ 104× 87 ペイサーズ
【GAME2】 レイカーズ 111×104 ペイサーズ
【GAME3】 レイカーズ 91×100 ペイサーズ
【GAME4】 レイカーズ 120×118 ペイサーズ

レイカーズ3勝1敗で優勝に王手をかけた試合、崖っぷちのペイサーズが最高のパフォーマンスを見せます。

アウトサイドが武器のペイサーズは波があり、外のシュートが入らなければシャックの居るレイカーズに付け込むチャンスはなく、ここまでの4戦もミラーの出来で試合は左右される結果に。

アウトサイドが入る時のペイサーズは、99-00シーズン オフェンスレーティング1位の爆発力を活かし、互角以上の闘いが展開出来ます。

この試合はエースのレジー・ミラーが25点、ジェイレン・ローズが33点と大活躍で、試合開始直後からアウトサイドが爆発し、レイカーズは外にディフェンスを拡げざるをえず、ペイサーズはカットやドライブでペイントエリアにも侵入しやすい状況作りに成功。

●レジー・ミラー 25点(+22)FG%58.3%(7/12)3P%66.7%(4/6)FT%100%(7/7)eFG%75.0%・TS%82.9%

●ジェイレン・ローズ 33点(+29)FG%66.7%(12/18)3P%80.0%(4/5)FT%100%(4/4)eFG%77.8%・TS%81.0%

※eFG%【2P・3P含んだシュート精度】TS%【2P・3P・フリースロー含めた得点効率指標】

一方のレイカーズは怪我を抱えながら最高のパフォーマンスを第4戦で見せたコービーが、この試合では不発でプレーオフキャリア最低のFG20%
シャックがインサイドでFG63%の35点と安定的な支配を見せるも、シャック以外はライスの11点を除き、全員が1桁得点で不発。

レイカーズ三連覇時代 全58戦で33点差は最大の得点差負け。

レイカーズにとっては85年ファイナルでラリー・バード率いるセルテッィクスに34点差で破られて以降、ファイナル最大の敗戦となり、奇しくもこの試合でペイサーズのHCはバードでした。

【99-00レイカーズ】
Off Rtg: 107.3 (5位)
Def Rtg: 98.2 (1位)

【99-00ペイサーズ】
Off Rtg: 108.5 (1位)
Def Rtg: 103.6 (13位)

試合結果
【GAME5】 レイカーズ 87 × 120 ペイサーズ

ペイサーズのアウトサイド入らないと強豪相手に勝負の土俵に立てない一点突破の危うさも魅力的で、入ってしまえばインサイド含めて全体が機能し、まず外から入るのか?が唯一にして勝負の扉、鍵を握ります。

ハマった時はスリーピート時代のブルズでもレイカーズでも、何が相手でも苦しめるミラーは名勝負製造機です。

レイカーズはインサイドでシャックが安定して働きますし、最悪シャックが機能しない試合でも、アウトサイドから爆発する可能性もあり、常に内外の連動制が高いチームですが、この試合はシャックがディフェンスを収縮させても 周りが機能しない珍しい形になりました。

00年代最強チームのレイカーズが最もボコボコにされた試合です。

▼チャンネル登録はこちら http://www.youtube.com/channel/UCp2s5VD884RQs0rUn9kWl5w?sub_confirmation=1

Comments are closed.